3月の中旬のある日、産経新聞に30段の広告が出稿されていました。
(1Pが15段なので2Pの広告です)
あまり30段の新聞広告にお目に掛かる機会が少ないのでインパクト大でした。そして何よりタイミング的にも話題になる広告でした。

掲載された3月21日は3連休のど真ん中の土曜日。外出自粛が要請されていた3連休でした。
キャッチコピーは「迷える,幸せのマンション選び」
どっちを買おうか「迷う」→今、私はギターを買おうと思っているのですが、同じタイプのギターのどちらの色にしようか迷っています。
1色しかなかったら迷うことはなかったのですが、どちらも大好きな色なので迷っています。そして悩んでもいます。
道に「迷う」→この場合は選択肢があるわけではなく、いまどこにいるのかわからなくなっている状況。場合によっては悩んでもいます。
今回の広告は不動産を購入する際の「迷える幸せ」を迷路として表しています。
今回の企画自体が意味としても、エンターテイメントとしても成り立っている上にこのタイミングでという強さもある広告だと思いました。
少なくともこの迷路を彷徨っている時間は「和田興産」が頭から離れることはないので、きっとどこかで出会ったときは「あの迷路の広告だ!」と思い出すと思います。