キャッチコピーを制作する際に「ターゲット」を当たり前のように設定していましたが、最近はターゲット設定しないようにしています。
とはいえ、「女性ものの下着」の宣伝に男性をターゲットにはしないです。
ピンクリボンのターゲット
この時期といえば「ピンクリボン」のキャッチコピーの公募です。
もうかれこれ2〜3年、取り組んでいるのですがこれには訳があります。
・同じテーマで毎年、コピーを考える。
有名なコピーライターの方で毎年、担当企業の広告を担当しているのを見ると、クリエイティブの質にも驚きますが、ずっと同じ企業の同じ商品を担当して、まだ言えることがあるのかという驚きがあります。
例えるならずっと恋愛の歌を歌うアーティストにも似たような感覚です。
乳がんと時代性
同じ乳がんでも去年と今年では「乳がん」に関する情報が違っていたりする。
早期発見で治るがんである。という事実に対して事例が積み重なって新しい事実が判明していたりする。
一度、勉強したからと言ってリサーチを怠ってはいけない。
とはいえ言うことがなくなる
新しい情報があるとはいえ、キャッチコピーに落とし込むときにはどうしても同じような視点、言葉ばかりになってしまう。
でも、去年の自分より進化している!と意気込んで取り組んでは見るもののやはり同じような言葉ばかりが並んでいる。
【女性】といっても、独身・既婚・年齢などによって刺さる言葉は違う。
おおきく【女性】とターゲットとしないと「子ども」を使ったコピーだと独身の女性には刺さらない。
むしろ「女性」ではなく「男性」に向けるべきか?「人間」に向けるべきか。
そんな頭を掻き毟る日々ですが、でも真面目に乳がん検診に行って欲しい。もしくは「乳がん」のことを知って欲しい。と思います。