最近、目から鱗だった話です。
取りこぼししないようにターゲティングしない
ターゲットを絞って広告を制作してしまうと、取りこぼしをしてしまうという話。よくよく考えればいつからか誰に教わったか「ペルソナ」という言葉を知り、広告を作る際には「ペルソナ設定」をしていました。
全員の届けるラブレター
話を聞きながらでもそれって難しくないかな?と思っていたのですが、自分ごとで考えると本質がぼんやりと見えてきました。
自分の経験で思い出すのは葬儀社を担当していた際の「新聞折込広告」
とあるデザイナーと二人三脚で制作をしていたのですが、制作数が増えることになり、たまたま営業に来た新しいデザイナーにも仕事を振ってみることにしました。
結果としてその方とのデザイン制作は難航に難航を極めたのですが、何度も修正が入ったのが「フォントサイズ」でした。
読むのはターゲットだけじゃない
葬儀社のチラシのメインターゲットは30代後半から40代と50代です。自分の親が高齢になってきている年齢層に向けて広告を制作していました。
「その文字の大きさだと50代には厳しい!」というような修正を依頼していましたが、よくよく考えるとターゲティング以前の問題だったような気がしてきました。
そう、誰しもが読めるフォントサイズではなかった。
デザインもキャッチコピーもフォントサイズも
でも逆に思ったことは「ターゲティング」をして広告を作ることは難しい。
当たり前にターゲットのことを考えていたのですが、そんなことは不可能に近いような気がしてきました。
10人がいれば10人にわかるような言葉とビジュアルで
10人中、10人が理解しやすい言葉の数で
全員に突き刺さるイメージを持たないと、誰も刺せない。
10人中、2人だけに刺そう!これは逆に難しい!
そう難しいのだ。
ターゲティングする時間があるなら
クリエイティブの設計図を書くほうに時間を割いたり、見返すことに時間を割くべきだなぁと思う今日この頃です。