大阪のコピーライター/SpeedFreaksの足立です。
小学5年生のころのお話です。
インサイト(=本音)
CDショップで1000円札を握りしめて、どのCDを買おうか悩んでいた小学5年生がいました。(私です)
かなり長い時間、悩んでいたように記憶しています。
最終的に2枚のCDまで絞りました。
ここまで悩んでいたのにはわけがあって、初めてのCD購入体験だったのです。
失敗したくない、とかそういった心理ではなくて、初めてCD買うのだけど何を買おうかな〜と
悩んでいた記憶があります。
その2枚というのも、知っている曲ではありません。
ただなんとなく、欲しいと思わされる何かがあったんです。
①のアーティストはそんなに知らないバンド。1000円でした。
②のアーティストは少し知っているバンド。500円でした。
結局、購入したのは②でした。
はっきりと覚えているのは、その500円が「募金」されるということで選んだのです。
小学生ながら、自分のほしいものを手に入れると同時に「募金」されることで世の中に役にたつんだ。
という方を選んだのです。
商品のコモディティ化は激しい。
たとえば今日、その商品にしかない商品価値は1ヶ月もしたら、競合他社が同じような商品を開発しているという
スピードです。
差はあるようでない。
むしろ「ない」と考えておいた方がいい。
そう考えると「商品価値」以外のメリット、環境への配慮、愛されるブランド、CM etc…
存在意義を示していかないとダメだと思います。