今朝、Twitterで話題になっている広告がありました。
名作が多いKINCHOです。
広告年鑑をよく見ている人はどのチームが制作したいるかわかると思います。
私のTwitterのフォロワーは広告に携わる人が多いので話題になるのは間違いないのですが、お昼から夕方にかけてもホームページが繋がりにくくなっていたので一般の方の間でも話題になっているのかもしれないですね。
https://www.kincho.co.jp/index.html
ここですべて見ることができます。
■もうどう広告していいのかわからないので。
先日、私の(勝手に)師匠と思っている博報堂の河西さんが「現時点でコロナ禍において決定的な広告が出ていない」とおっしゃっていました。
そして続けて「日々、感情が変わるコロナ禍においての広告表現は難しい」というような発言がありました。
私自身、新聞やテレビの報道を見ていても1日、1日で感情の状況が変わり感情のトーンが変化していると感じていました。
下手すれば朝と夕方で世論が変化しているくらいのスピード感だと思うことがありました。
そしてここにきてこのKINCHOの広告。
凄すぎて唸る反面、誰しもが考えつきそうでつかなかった(もしくは考えていたが、実現できなかった)ような広告でほんとう素晴らしいと思いました。
■課題を解決する
商品の課題ではなく、「広告の表現」の課題をそのまま広告にしつつ、商品の広告に落とし込む素晴らしい広告クリエイティブだと感じました。
この状況で「どう広告していいのかわからない!」と言いながら「じゃそれぞれのフェーズに対応した広告」をうち出そう!という発想が素晴らしい。
そしてそれぞれの広告に「ユーモア」があり見ていて楽しい!と思う広告でした。
■広告の仕事はたのしい
やっぱり自分にとっては広告ほどたのしい仕事はないのかなと思った金曜日でした。