大阪のコピーライター アダチです。
「斬新なアイデアを思いついた!」
あたらしく起業、あたらしくお店をオープンさせる相談段階で聞くことばです。
意外と「斬新」でなかったりするんですよね。もうすでにあったり、もうすでにあって衰退していたり。
この現象の原因は「調べていない」「情報を仕入れていない」などになるのですが、
「歴史を知らない」とも言えるのではないかなと思います。
歴史的ハイコンテキスト
専門的な用語でいうと「歴史的はハイコンテキスト」と呼びます。
大前提として過去の「知識」があるということです。
これがあるから、これが新しい。(対になっている)
これに比べて、これは新しい(対比になっている)
こういった知識はどの職種、どの現場でもたいせつですよね。
広告・キャッチコピーの世界では
歴史を知っていると、自分の書いたキャッチコピーが「被っている」こともわかりますし、
提案する際に被っていないか「調べる」という習慣も必要になります。
歴史を知っていると「あのコピーの空気感で」「あの広告の読後感がほしい」など
デザイナーやクリエイティブデレクターと会話がしやすい。
それと「アーカイブがある人」が絶対的に強いのは、過去のアイデアと別のアイデアを
足してあたらしいアイデアを生み出せる点です。
それは過去をたくさん知っているからこそ、可能です。
歴史を学ぶ=実行されたアイデアを知る
すでに世に出たアイデアを知ることは、実行されたアイデアを知るということです。
どれだけ時代が変わっても、この感覚だけは変わらないはずです。