文章の中でなにかを強調したいときに「」を使ったり、太文字にしたり、色を変えたり、試行錯誤をするのですが、最近その技の選択肢を増やしたいとずっと考えています。
言い換える
この世の中に「I love you」を伝える歌は星の数ほどあるのだけれど、現代で抜きに出るためにはいかに「違うことば」「違う視点」で伝えることが大事になってくると思う。
漢字とひらがなを使い分ける
コピーライター養成講座に通ったときに割と早い段階で教わった技術です。
これはいまだに、毎日意識しています。
人の文章を添削するときにはだいたい、漢字をひらがなに直す作業から、言い回しを変更したりします。
■カタカナは匂い消し
以前、スガシカオさんが歌詞でカタカナを使う理由を「匂い消し」と言っていて「なるほどなぁ」と思いました。
漢字やひらがなだと、その言葉の裏にあるものを連想して、必要以上に重く捉われたりしてしまう。それをカタカナにすることで抽象化しやすくなる。
ということだそう。
言われるまで無意識でしたけど、かなり意識的にカタカナを使っていると実感しました。
・夜空ノムコウ
漢字もしくはひらがなで「夜空の向こう」や「夜空のむこう」では絶対に売れてない。
・コノユビトマレ
「この指止まれ」「この指とまれ」だとすごい先入観があるような気がする。
・真夏の夜のユメ
「夢」だと先入観がバリバリあるのと、既視感がありすぎる。それを回避できている秀逸なタイトル!
自分の結論としては、広告コピーではカタカナを使うのは難しい!だけど、意識してみるのも面白いと思う。