1963年のACC CM年鑑を見ていたところ、ラジオCM部門1位だったのが
風邪薬「ルル」でした。
10秒CMだったのですが、最後のコピーは「クシャミ3回 ルル3錠」です。
昔から変わっていなかったことに驚きました。
日本一歴史が古い風邪薬
「ルル」は1951年に発売されています。
テレビCMの放映が1957年。ラジオCMが1963年。
そのときから変わらず、「クシャミ3回 ルル3錠」です。
変わらない強さ
製品自体は時代が進むにつれて、より良い方向に進化していると思います。
しかし、製品を売るCMのコピーは変わらない。(他にもコピーは存在しますが、ずっとこのコピーは使用されている)
短い強さ
「クシャミを3回したら、風邪かもしれません。そうした場合にはルルを3錠、飲みましょう」と伝えたいところ、言わなくてもわかるよね!の部分はばっさり省いています。
別段、クシャミは3回でなくてもいいはずですが、3錠との組み合わせることで印象に残る、語呂の良さを演出しています。
長いより短い
特に情報量の多い時代。コンテンツの多い時代において、長いより短いことが正義となっています。
LINEだと言いたいことをスタンプで伝えることができます。
ツイッターだと140文字で伝えなければなりません。
楽しい動画がたくさんあるYouTubeでは、短くて面白い動画が見たいと思う人が多いでしょう。
キャッチコピーも短くて強く太いコトバで、見る人の行動に突き刺したいという思いで書いていきたいと思う今日この頃です。